スタッフブログ
2020年4月28日 火曜日
当院での低用量ピルのご提供
皆さん、ピルはご存知でしょうか?
ピルはOCともいい、経口避妊薬(Oral Contraceptives)です。
2種類の女性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)から成る錠剤です。
服用中は排卵が起こらない状態となり、避妊効果や生理不順の改善・月経過多の改善・肌荒れの改善・PMSの緩和など様々な効果があり、生理日の移動も可能です。
ピルによって含まれる女性ホルモンの量が異なり、一周期中一定量のピル(一相性)と一周期中で数日ごとに量が変わるピル(三相性)があります。
どのピルを服用しても避妊効果は変わりませんが、副作用には少し違いが見られ、その副作用は人それぞれです。
・ピルの副作用とは?
ピルを服用し始めると、1~2か月の間は軽い不快感(吐き気・頭痛・胸の張りなど)を感じる
ことがあります。
通常はのみ続けるうちにおさまりますが、長く続く場合は医師に相談し、ピルの種類を変えてみてください。
・ピルの重大な副作用、血栓症とは?
頻度は少ないですが、服用することで生命に関わる血栓症になることがあります。
血栓症とは、血栓(血のかたまり)により血液の流れが悪くなった状態です。
手足→足の突然の痛み・腫れ、脱力・麻痺
胸→突然の息切れ、押しつぶされるような痛み
頭→激しい頭痛
口→舌のもつれ・しゃべりにくい
目→突然の視力障害
...などの症状が出た場合はただちに服用を中止し、救急医療機関を受診してください。
・血栓症のリスクを下げるためには?
長時間同じ姿勢でいたり、水分が不足すると血栓症が起こりやすくなります。また、喫煙もよくありません。適度に体を動かし、こまめに水分をとるようにしましょう。
当院では、ピルによるリスク軽減のために採血などの検査をご案内させていただいております。
のみ方など詳しくご説明致しますので、ご希望の方はご来院をお待ちしております。
(申し訳ございませんが、当院では18歳未満の方はピルの処方をお断りしております)
?ピルのよくあるクエスチョン?
・低用量ピルを服用したら、絶対に妊娠しないですか?
避妊効果は100%ではありません。
また、服用を開始してから7日間は避妊効果がありません。
服用し忘れたり、嘔吐・下痢よって薬がきちんと吸収されないと効果が弱まります。
ピルをのみ忘れなく正しく服用した場合、妊娠する確率は0.3%ですが、わずかに妊娠の可能性はありますので注意が必要です。
・ほかの薬と一緒にのんでもいいですか?
ピルとのみ合わせの悪い薬があります。
ピル服用中にほかの薬を処方される場合は、必ず医師にピルをのんでいることを伝えてください。
・ピルを飲み忘れてしまいました、妊娠しますか?
一回だけのみ忘れた場合では、妊娠の可能性はほとんどありません。
しかしのみ忘れた回数が多くなると、妊娠の可能性は高くなります。
ピルは毎日、必ず同じ時間に服用することが大切ですのでのみ忘れないようにしましょう。
・ピルを長い期間のみ続けてもいいですか?
一般的には、長い期間ピルをのみ続けたとしても、大部分の女性とって安全です。
しかし40歳以上の方は血栓症のリスクが高くなりますので、注意が必要です。
・ピルをのむとニキビができたり、太ったりしますか?
多くはありませんが、ニキビができたり、太ったりする方もいらっしゃいます。
その場合は医師に相談し、ピルの種類を変えてみてください、自分にあうピルを見つけましょう。
・ピルをのんでいますが、妊娠を希望する場合は?
ピルの服用を中止すれば、妊娠は可能です。
長期間ピルを服用した場合、生理がくるまで少し時間がかかることもありますが通常3~4か月で回復します。
・ピルをのめば、性感染症にはならないですか?
ピルは経口避妊薬で、性感染症(性行為などによりうつる感染症、たとえばクラミジアや淋病など)を防止するものではありません。
当院では皆様に血圧測定や血液検査などを定期的にして副作用がないか確認しながら、より安全に安心して低用量ピルをお飲み頂くために診療を行っております。
参考資料:
マーベロン服用者向け情報提供資料 MDS株式会社
トリキュラー服用者向け情報提供資料 バイエル薬品株式会社
ピルはOCともいい、経口避妊薬(Oral Contraceptives)です。
2種類の女性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)から成る錠剤です。
服用中は排卵が起こらない状態となり、避妊効果や生理不順の改善・月経過多の改善・肌荒れの改善・PMSの緩和など様々な効果があり、生理日の移動も可能です。
ピルによって含まれる女性ホルモンの量が異なり、一周期中一定量のピル(一相性)と一周期中で数日ごとに量が変わるピル(三相性)があります。
どのピルを服用しても避妊効果は変わりませんが、副作用には少し違いが見られ、その副作用は人それぞれです。
・ピルの副作用とは?
ピルを服用し始めると、1~2か月の間は軽い不快感(吐き気・頭痛・胸の張りなど)を感じる
ことがあります。
通常はのみ続けるうちにおさまりますが、長く続く場合は医師に相談し、ピルの種類を変えてみてください。
・ピルの重大な副作用、血栓症とは?
頻度は少ないですが、服用することで生命に関わる血栓症になることがあります。
血栓症とは、血栓(血のかたまり)により血液の流れが悪くなった状態です。
手足→足の突然の痛み・腫れ、脱力・麻痺
胸→突然の息切れ、押しつぶされるような痛み
頭→激しい頭痛
口→舌のもつれ・しゃべりにくい
目→突然の視力障害
...などの症状が出た場合はただちに服用を中止し、救急医療機関を受診してください。
・血栓症のリスクを下げるためには?
長時間同じ姿勢でいたり、水分が不足すると血栓症が起こりやすくなります。また、喫煙もよくありません。適度に体を動かし、こまめに水分をとるようにしましょう。
当院では、ピルによるリスク軽減のために採血などの検査をご案内させていただいております。
のみ方など詳しくご説明致しますので、ご希望の方はご来院をお待ちしております。
(申し訳ございませんが、当院では18歳未満の方はピルの処方をお断りしております)
?ピルのよくあるクエスチョン?
・低用量ピルを服用したら、絶対に妊娠しないですか?
避妊効果は100%ではありません。
また、服用を開始してから7日間は避妊効果がありません。
服用し忘れたり、嘔吐・下痢よって薬がきちんと吸収されないと効果が弱まります。
ピルをのみ忘れなく正しく服用した場合、妊娠する確率は0.3%ですが、わずかに妊娠の可能性はありますので注意が必要です。
・ほかの薬と一緒にのんでもいいですか?
ピルとのみ合わせの悪い薬があります。
ピル服用中にほかの薬を処方される場合は、必ず医師にピルをのんでいることを伝えてください。
・ピルを飲み忘れてしまいました、妊娠しますか?
一回だけのみ忘れた場合では、妊娠の可能性はほとんどありません。
しかしのみ忘れた回数が多くなると、妊娠の可能性は高くなります。
ピルは毎日、必ず同じ時間に服用することが大切ですのでのみ忘れないようにしましょう。
・ピルを長い期間のみ続けてもいいですか?
一般的には、長い期間ピルをのみ続けたとしても、大部分の女性とって安全です。
しかし40歳以上の方は血栓症のリスクが高くなりますので、注意が必要です。
・ピルをのむとニキビができたり、太ったりしますか?
多くはありませんが、ニキビができたり、太ったりする方もいらっしゃいます。
その場合は医師に相談し、ピルの種類を変えてみてください、自分にあうピルを見つけましょう。
・ピルをのんでいますが、妊娠を希望する場合は?
ピルの服用を中止すれば、妊娠は可能です。
長期間ピルを服用した場合、生理がくるまで少し時間がかかることもありますが通常3~4か月で回復します。
・ピルをのめば、性感染症にはならないですか?
ピルは経口避妊薬で、性感染症(性行為などによりうつる感染症、たとえばクラミジアや淋病など)を防止するものではありません。
当院では皆様に血圧測定や血液検査などを定期的にして副作用がないか確認しながら、より安全に安心して低用量ピルをお飲み頂くために診療を行っております。
参考資料:
マーベロン服用者向け情報提供資料 MDS株式会社
トリキュラー服用者向け情報提供資料 バイエル薬品株式会社
投稿者 二子玉川メディカルクリニック